失語症の日まであと4日

4月25日、失語症の日まであと4日となりました。記念日になりましたので、毎年こんなカウントダウンは必要ないかと思うのですが、今年は記念すべき、第1回の失語症の日となりますので、張り切ってます。

失語症とは

失語症の日を制定するとき、クラウドファンディングで資金を集めました。その時に「失語症というものを初めて知った」という感想もありました。

失語症とは、脳卒中や事故が原因で、言葉に関わる脳の領域が損傷を受け「話す、聞く、読む、書く」ことが不自由になります。

東京都言語聴覚士会ホームページより

詳しいことは、インターネット上を検索すると出てくるのですが「そういうものをいくら読んでも、失語症のある方の本当の困りごとにはたどり着けない。」失語症のある方と関わるたびに、そんな感想を私は持っています。「たとえて言えば、言葉の通じない外国に来たよう」このたとえが一番近い気がします。
失語症に関する詳しいお話は、当日の講演で。

想像力を働かせ寄り添うこと

今、新型コロナウィルスの感染拡大で、人々の心は疲れ切っています。人間、どんな人でも、疲れると他人を思いやれなくなります。疲れると、それこそ脳のキャパシティが疲れに占領されてしまいます。また何かが欠乏すると、人間の判断力や情報処理能力に大きな影響を及ぼすといいます。仕事がない、お金がないというような状態が、脳に影響するのは、行動経済学でも証明されていることです。

今、日本全体がそういう状態になっている時、一番に必要なのは自分への思いやりだと思います。そして自分をいたわって余裕を作り、その次に、事情があってそれができない人に手を差し伸べる。直接手を差し伸べられなくても、想像力を働かせ寄り添うこと。それが大切なように思います。

4月25日は「失語症の日」

記念日には「その日になったらそのことを思い出す」という効果がありますよね。もちろん、一年中思っていてほしいのですが(笑) それでも、このように記念日があることで「失語症」のことを思う。調べてみる。何か自分にできることはないか考えてみる。そんな機会になると思っています。

テスト放送あります

失語症のある方からメールがいくつか届いています。「YouTubeを見られるか心配」というものです。でも、それ以上に、障害のない方の「どうやってそれ見るの?」「何それ、どうやるの?」的なメッセージも多いです(笑) 私の印象的には、新しいものへの挑戦は、障害のあるなしに関係ない感じです。失語症のある方でも、もともと新しいものが好き、挑戦してみることが好きという人は、とっくに挑戦していますし、なんなら発信側の人、失語症のユーチューバーさんもいます。逆に、障害がなくても、新しいことに対し「やったことがないから」「むずかしそうだから」と敬遠している人も、かなり多いです。アフターコロナの世界では、この機会に変化した人間が必要だとも言われています。さあ、失語症のある方もない方も、YouTubeの生配信を見てみましょう!

それでも心配で……という方、テスト配信があります。

4月22日10時~
4月23日12時~
4月24日14時~

URL
https://peraichi.com/landing_pages/view/425


Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です