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参加者同士が和気あいあいと

常連さんもいるのですが、初めての人も多く参加している、NPO法人Reジョブ大阪の当事者会。

今月は、2月17日近鉄永和駅近くの公民館で開催しました。

参加してくださったのは、当事者1名、家族1名、当事者と家族4組、一般の人1名、理事1名の12名です。

まずは自己紹介タイム!

話すことが難しいと思われる方にもできる範囲で自己紹介してもらいます。今回は、隣のテーブルの方から1つ質問してもらい、それに答えるという方法をとりました。今回は、お互いが質問に丁寧に答えていたので、自己紹介タイムが非常に長く、約1時間が経過しました。

大きい声を出す発声訓練もしましたよ。そのあとは、グループに分かれ、軽食を摘みながら歓談タイム。

参加者同士が和気あいあいと

この日は、参加者同士のコミュニケーションがすごく良かったと思います。初めてお会いした人達とは思えないくらいの雰囲気です。

あるテーブルでは一人のお悩みに対し、他の方みんなが親身にアドバイスする、言わゆる「関西のおせっかい」丸出しな感じが、見ていて嬉しいかぎり。この方は「参加して良かったです!」と帰り際におっしゃってました。

また別のテーブルでは、絵を描くのが上手な当事者が、もうひとかたの似顔絵を描いていました。

もう一つのテーブルでは、前回の「女子会(リンク)」で仲良くなった、記憶障害のお二人が、おしゃべりに夢中になってました。前回も一緒におしゃべりに興じていたのですが、実は片方の方は忘れていらっしゃいました。「お会いしたことあります?忘れました」と言われても、にこにこ。「いやいや記憶が悪いのは私もだから」と。そしてまた、二人で色々なお話をしていました。

嚥下障害の方も来られていたので、奥様からのご依頼で評価を行いました。本当はもう少し硬いものは食べられそうだったので、アドバイスをしました。

ジグソーパズル

この日、みんなが驚いたのは、『新・遺言白書』というツールを開発した辻さんからのお話です。叔母は、52歳で脳梗塞を患いました。以来、自分で歩くことはできず、基本、家では寝たきりです。食事も、ほぼ胃ろうで、話すこともできませんが、唯一の趣味がジグソーパズル。1000ピースもある大作を、寝たままの姿勢で次々と完成させています。部屋の中は、完成したパズルの写真や絵が、たくさん飾られています。なんというか、一番元気なんですよね。

エピソードを誇らしげに語る辻さんご参加ありがとうございました。

辻さんの会社はこちら

株式会社はっぴぃandプロジェクト

https://happy-and-project.jp/

私たちNPO法人Reジョブ大阪の当時者会「まるっと会」では、高次脳機能障害者だけでなく、様々な言語障害お持ちの方もお待ちしています。

コミュニケーション障害の当事者、介護している方や家族だけでなく、医療従事者がいたり、支援者がいたり、もちろん一般の人もいたり……。

そう、皆でゆるっと集まるだけですが、そこにこそ、この会の意義があると思っています。

もちろん言語聴覚士の私が主催なので、歓談タイムでは専門分野についての相談も承ります。

次回は3月17日(日)13時から。近鉄永和駅近くの公民館で開催します。

詳細お申し込み、問い合わせはこちら

https://www.re-job-osaka.org/blog/kazokukai_tojishakai

NPO法人Reジョブ大阪 西村紀子