あなたは、頭痛を何時間放っておく?
私自身はあまり頭が痛くならないのですが、頭痛持ちの友人も多く、「頭痛とは長い付き合い」という話を聞きます。頭痛の経験が少ない私は、いつも不思議に思うのですが、長いこと付き合って、薬が効かないってことは、薬が効かないほどヤバいってことなんじゃないでしょうか。そんな私がまた西村さんのブログを読んで「うわーっ!」と驚いたのがこの文。「なんとなく手がしびれた」「ふらつくことがあった」「呂律がまわりにくかった」 「頭がガンガンしていた」「気分が悪かった、吐き気がした」 などなど、脳卒中の症状が出ていても「数時間」どころか「数日」放置している人が多いことにびっくりします。
ほんと、びっくりです!
ちなみに、
「なんとなく手がしびれた」「ふらつくことがあった」「呂律がまわりにくかった」は、小さい血管がつまっている症状で、
「頭がガンガンしていた」「気分が悪かった、吐き気がした」 は、血管が破れて血液が漏れている症状とのこと。
明らかに、普通の頭痛とは違いますよね?
多分、こんな症状が出ても病院に行かないほど、忙しいのでしょう。
その気持ちは分からなくもないです。
私も、大事な用事のある日に限ってお腹が痛くなり、薬で対応する時もあります。
それと同じ感覚でが毎日続いているのかもしれません。
サッカー日本代表の元監督オシム氏も日本脳卒中協会のYouTubeでこう語っています。首の後ろの血管に問題があって、時々めまいがした。 クラクラすることがあったが、自分で、大丈夫だ、少し休んで、水を飲んで、頭を振ればすぐに治る、と軽く考えていた。 今から考えれば体が正常でないことを示す症状の一つだった。 しかし私は深刻に考えることをせず、自分で心配しないようにしていた。
「心配しないようにしていた」
脳梗塞を経験したオシム監督はこの行為を反省しています。
皆さんにも心当たりはないでしょうか。 その頭痛、一刻を争うものかもしれません。
「一刻を争う脳卒中という病気〜言語聴覚士というお仕事〜」