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上田先生のおはなし

こんにちは。リジョブの松嶋です。私はリジョブ「大阪」の理事ですが、東京の小金井市に住んでいて、地元小金井市でも、「いちごえ会」という高次脳機能障害者の会に入っています。この前総会があったんですが、そこで「いちごえ会」の顧問の上田敏先生が、会の終わりにとてもとても素晴らしい言葉を仰いました。

みなさんにも読んでもらいたいと思っています。ここで、共有させてください。障害の受容は結果である。その人がその人らしく生きることができた結果である。その人に則してそういう状態を作ってあげること、その人が生きがいを持って生きていける状態、社会の役割を持てる状態を目指すことが大切です。例えば、就職することそのものはゴールではない。就職後、複雑な悩みをかかえる。その結果、障害を受容することがある。悩みを抱えている時に、心理的援助が必要であり、そこでの心理職の役割は非常に大きい。ただ、心理職単体ではダメで、リハ職とのチームワークは必要である。

障害の受容に関しては、家族さんの捉え方もそれぞれ。

到底受容なんてできないって人もいるんでしょうね。

それでも、上田先生のように、臨床にいる先生の言葉は、深みがあります。

知識や人徳の深みも合わさり、心に響きます。

そして、心理職の方がいる場だったからこそのお言葉。人間としての徳さえ感じました。

それが100%正解かどうかより、心の指針になると感じ入りました。

さて、その上田先生、是非是非NPO法人Reジョブ大阪のイベントでもお話を聞かせていただけないかと、お願いし、なんと快諾してくださいました。12月8日、大阪で講演会を開きます!

皆さん、特に、リハ職の皆さん!今からその日を開けておいてくださいね。

私たちも、素晴らしい講演に相応しい良い会にするよう、がんばりたいと思います。

上田敏先生について

上田 敏(うえだ さとし、1932年(昭和7年) – )は、日本の医学者(リハビリテーション医学)。 福島県生まれ。1956年、東京大学医学部卒。同附属病院冲中内科で内科・神経内科を研修。1960年浴風会病院でリハビリテーションを開始。1963年東大医学博士。題は「神経体液学説に関する研究 : 自律神経中枢におけるCatecholamineおよびMonoamine Oxidaseに関する組織化学的研究 」[1]。1964年ニューヨーク大学リハビリテーション医学研究所に学ぶ。1984年東京大学教授・リハビリテーション部部長。1986年 – 1987年日本リハビリテーション医学会会長。1992年定年退官、帝京大学教授、1997年帝京平成大学教授。1997年-1999年国際リハビリテーション医学会会長。

wikipediaより

著書多数。

写真は『リハビリテーションの思想―人間復権の医療を求めて』の表紙。

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