クラウドファンディング目標達成!
失語症の日のクラウドファンディング「世の中を一度ずつ変えていく! 3年目の「失語症の日」広報資金を集めたい!」にご支援くださった皆様
この度は、温かいご支援ありがとうございました。
お陰様で目標金額30万円を超える、425,000円(なんと425「しつご」なんです!)が集まりました。お約束通り、広報資金として使わせていただきます。本当にありがとうございました。

そして、4月24日(日)午後1時から、NPO法人Reジョブ大阪のYouTubeチャンネルにて、失語症の日の動画配信が始まります。
NPO法人Reジョブ大阪YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCWJxK7cCTqNJCT4ugk30SZA
第1部には、11組の当事者たちが登場します。撮影・編集は済んでおりますが、どんな様子なのかを活動報告にてチラ見せしておりますので、どうぞご覧ください。
クラウドファンディングの活動報告
https://camp-fire.jp/projects/570916/activities/372144#main
失語症とは
失語症とは、脳血管障害(脳卒中)や頭部外傷など、何らかの原因で、言葉をつかさどる「言語野」といわれる脳の部位が傷つくことによって起こる後遺症です。症状は、軽度から重度まで様々ですが、「聞く」「話す」「読む」「書く」そして「計算」が困難になります。
新聞や雑誌を見ても、何が書いてあるのか分からない、文字を書こうと思っても形が思い出せない、そのようなことが多くなります。また、相手の話す言葉の意味が分かりにくくなる、細部まで理解しにくく勘違いをすることが多くなる、自分の気持ちや意思を伝えることが難しくなることもあります。全部が難しくなってしまった人もいれば、話せるけど書けない、そういう人もいて、症状が人によってそれぞれ違います。
言葉が障害されることによって、他者とのコミュニケーションが取りにくくなり、人間関係を築くのが難しくなってしまいます。そのことがきっかけとなり、だんだんと心を閉ざして、家に閉じこもる人も多く、うつ病などの二次障害を引き起こしてしまう場合もあるのです。
介護する家族も大変です。現在の日本では、介護が必要な人をケアする人(ケアラー)への支援はありません。介護する家族が、仕事を辞めたり、趣味をやめたり、友達と会うのをやめたり……。その結果、介護者も社会参加ができなくなるという悲惨な状態になっています。
また、本来、失語症は長期間にわたって改善していく障害です。しかし、今の医療制度では、回復過程の途中で、リハビリが終了するというのが実態です。リハビリも社会参加もない状態が続くと、一度損傷した言語機能は脆弱なので、使わないと低下してしまいます。
このように、失語症に関係する社会課題はとても多いのです。
まずは知ってもらう
失語症の日をきっかけに、色々な立場の人たちにまずは知ってもらい、それぞれの人たちが自分たちにできることで社会を1度ずつ変えていく。そうすれば、もし自分が障害を負った時も「日本で良かった。不自由は何もない」と言える日本になるのではないでしょうか。私たちの活動を支えてくださった皆さんは、もう仲間です!一緒に、少しずつ、世の中を、日本を良くしていきましょう。
4月24日の動画配信は、5月22日まで閲覧可能です。ぜひ、ごゆっくりご覧ください。
