イベントレポート浮田先生『談話障害へのアプローチ』
雑談なのに自分の話をしない?
まいど、NPO法人Reジョブ大阪の松嶋です。リジョブの西村が脳ケアとか脳コワとか色々やっているので、リジョブもいっちょかみしているイベントがたくさんあります。で、司会をするという形で私も色々な先生方の話が聞けているという良い立ち位置。で、今回は浮田弘美先生という言語聴覚士の大先生登場でした。

言葉の抑揚がない方などケースごとの原因とアプローチ、先生の経験談など、とても貴重なお話しを伺うことができました。具体的なリハビリの方法なども盛り込んでくださったので、若い言語聴覚士さんも次の日から即実践できたのではないでしょうか。
私は言語聴覚士ではありませんが、失語症者向け意思疎通支援者として、とても役に立つお話がたくさんありました。仲間にも伝えていけたらと感じます。
雑談はとても大切ですが、完全に雑な話にならないような工夫がたくさん。特に、患者さんの言葉を引き出す目的なので、沈黙を怖がって自分の話をぶち込まないことが大切だと分かりました。
参加された皆さんの感想を少し掲載します。(一部改変)
- 浮田先生が仰っている会話時の構造化が、私にはまだまだ不十分だと思いました。
- コロナ禍であっても、コミュニケーションの楽しさを実感していただけるように、計画的に会話の統制を取っていけるよう日々腕を磨きます。
- 雑談になりがちなので、書き起こして、改めて自分の発話の傾向も検証しようと思います。
- 普段からも意識して行っていた事ですが、相手から聞かれてもいないのに自分の話ばかりしないよう今後も気を付けたいと思います。
- 漠然としていた談話障害に関する理解が、すっきり整理できました。
内容は割愛しますが、当事者の方も参加されていて、その方へのアドバイスもお悩みに的確にマッチしていました。しかもスモールステップで改善できそうな、希望が持てる回答でした。
言語聴覚士、当事者、そして家族さんもためになる勉強会でした。NPO法人Reジョブ大阪では、今後も、脳ケアゼミ、チーム脳コワさんのイベントも紹介していきたいと思います。
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