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下川さん新年の挨拶

2019年新年はじめの挨拶は、昨年、NPO法人Reジョブ大阪の編集で手記を出版した下川眞一さんの挨拶を掲載します。

出版の夢をかなえたあとは? さすが元社長。強みは残っています。

むしろ、私たちが学ぶべきことが多い気がします。

一月一日

新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

昨年は様々な協力者を得て、感謝の一言です。

僕は年が明けたら、3人の協力者にLINEを送ろうとしてずっと考えていました。

残念ながら熱を出してしまいました。無念です。

人を大事に

昨年の5月、ゴールデンウィークに本を出版しました。

待つこと4年、奇跡だと思います。

僕は常々、人を大事にしてきた。

やっぱり生きていて正解だったんだなとつくづく思いました。

夢はつかむもの

人はほとんど夢を持っています。でも僕は少し考えが違います。

今まで僕は夢をとってつかんでいました。

やはり夢はつかむものだと思います。

これまで経験上夢をつかんだらすぐに逃げていきます。

だから、すぐに次の夢をつかもうと常々思ってきました。

せっかく夢をつかんだのだから、次の夢をもう考えています。

僕は本がどのくらい売れるだろうと、いいとこ500冊ぐらい売れるんだろうなぁと思っていました。

ふたを開けると、700冊も売れました。

もちろん母親の協力もありました。

毎日新聞も産経新聞も載りました。

少し残念なのはこの本を読んでもらった人でも、はっきりと高次脳機能障害を分かってもらえない。

まあ、この病気は少し難し過ぎると思います。

僕の夢は日本中にこの病気を知ってもらいたいと思います。

これはかなり時間がかかると思います。

でも、いちど夢を持ったら必ず夢をつかみます。

たとえどんな手を使ってもやるしかないんです。

我慢が出来るように

僕は最近考え方が変わってきました。

毎月一回、当事者会があるでしょう?

出席者の人は皆さん、手と足を使って片付けるでしょう?

僕は1人で待っていて、最初、ものすごく無力感を感じました。

それが現実です。

でも、今までだったら腹を立てて自己抑制コントロールが効かなかったのです。

これも病気なんだと我慢ができるようになりました。

やはり「人」

昭和、平成、そして今年4月に新しい元号に変わります。

また新しい気持ちに生まれ変わっていきたいと思っています。

やはり今年の漢字1字を表せば「人」だと思っています。

僕は生きる道は人を大事にすることしかないと常に思っています。

この考え方は一生変わりません。